鹿沢温泉 紅葉館
鹿沢スキー場に滑りに行った際に宿泊しました。
鹿沢温泉は群馬と長野の県境となる地蔵峠から少し下った標高1500mの地に湧きます。
その歴史は古く、一説では飛鳥時代に発見されたとも伝えられています。
江戸から大正期にかけては十数軒の旅館が建ち、湯治場として大変賑わっていましたが大正7年の大火で全戸が焼失してしまいました。
多くの旅館は再建を諦め、数軒は少し下った場所に移転して鹿沢温泉からの送湯で新鹿沢温泉を開きました。
湯元である紅葉館だけは、この地に残り大切な源泉を守り続けています。
道路から建物の裏手に回ると宿の入口があります。


平成25年に建て替えられた本館は木をふんだんに使った山小屋風の造りです。
玄関から入ると正面にフロント、秘湯を守る会の提灯が置いてあります。

フロントの隣はソファーの置かれたロビー、天井が高いので明るく開放感があります。

客室は本館に5室と旧館に5室あります。
それぞれの部屋には野草の名前が付けられていて、表札の脇にはその写真が添えられていました。

今回は本館2階の " くりん草 " に宿泊しました。

10畳ほどの広さの部屋は小さいテーブルと椅子があるだけのシンプルな造りです。
一段高くなった畳敷きのスペースには最初から布団が敷かれていました。

部屋の入口近くに洗面所とトイレ、その奥にはシャワールームがあります。

お風呂に洗い場が無いので、気になる人はここで洗ってから行くようになっています。

お風呂は1階のロビーから外に出て階段を下って行きます。


階段を下った所が宿泊者専用の入口

中に入って再び階段を下れば浴室の入口です。

" 雲井乃湯 " と名付けられた浴室は男女別の内湯のみです。

日本温泉協会の認定証が掲示されていました。
6つの評価項目で " オール5評価 " は大変貴重です。

簡素な脱衣所

かなり年季の入った浴室・・・
「湯と浴槽には手を加えるな」という先祖の教えを守り、建て替えの際も浴室には手を加えていないそうです。

8人ほどが入れる大きさの浴槽に源泉が滔々とかけ流されています。

この浴室のシンボルとも言える " 火を囲み踊る女神のレリーフ " は大戦中に疎開した彫刻家が制作したものです。

灰青緑色の濁り湯で金気臭の中にあぶら臭の混じったような複雑な匂いです。
非常に良く温まるお湯で体がいつまでもポカポカしていたのが印象的でした。

大変気に入ったのでチェックイン後、夕食後、朝と3回入りに行きました。

浴室に洗い場は無く、壁から注がれる温泉(左)と沢水(右)がシャワーの代わりです。
女風呂も同じ造りなので気になる方は部屋のシャワー室で体を洗って行った方が良いかと思います。

食事はフロントの隣にある食事処で頂きました。
京都の料亭で修業された5代目の御主人の作る料理は、派手さはありませんが丁寧な作りで美味しかったです。

ブロッコリーの胡麻和え

地ビールを頂きました。

ギンヒカリの南蛮漬け

ギンヒカリの御造り、鮮度も良くて美味しかったです。

ふろふき大根、柚子味噌が良いですね・・・

岩魚の塩焼き、ふっくらと焼かれていて頭から全部頂けます。

蓮根饅頭の餡かけ、出汁の風味が効いています。

ハコスチの幽庵焼き
ハコスチ?と思って聞いてみたら群馬の水産試験場が作ったニジマスの一種だそうです。

キャベツサラダ、嬬恋産のキャベツは甘味があって美味しかったです。

赤城牛のビーフカツはデミグラスソースで頂きました。

じゃこ御飯と味噌汁

デザートはリンゴとキウイフルーツ、最後まで美味しく頂きました。

朝食はシンプルな和食

小鉢は茄子の胡麻和え、温泉卵、ヒジキの煮物



岩魚の一夜干し

食後にはコーヒーを頂いて・・・
朝からお腹一杯になりました。

評価(5点満点)
部屋3、施設3、お湯5、内湯2、露天風呂なし、夕食4、朝食3
良く温まる大変良いお湯です。
オール5評価は伊達じゃないです。
難しいのは浴室の評価ですかね・・・
設備面だけを評価すれば間違いなく " 1 " ですが、独特の雰囲気、風情を加味しました。
湯量は豊富なので沢沿いに露天風呂でもあったら・・・なんて思ったり・・・(笑)
食事も美味しく満足しました。
スキー場にも近いので、また泊まりに行きたいと思います。
DATA
鹿沢温泉 紅葉館
住所:群馬県吾妻郡嬬恋村田代681
TEL:0279-98-0421
料金:1泊2食付 本館13500円〜、旧館11000円〜
日帰り入浴:10時〜16時、500円
泉質:マグネシウム・ナトリウム−炭酸水素塩温泉(低張性中性高温泉)
源泉温度:48.0℃、PH:6.7
HP:http://kazawa.jpn.org/index.html
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鹿沢スキー場に滑りに行った際に宿泊しました。
鹿沢温泉は群馬と長野の県境となる地蔵峠から少し下った標高1500mの地に湧きます。
その歴史は古く、一説では飛鳥時代に発見されたとも伝えられています。
江戸から大正期にかけては十数軒の旅館が建ち、湯治場として大変賑わっていましたが大正7年の大火で全戸が焼失してしまいました。
多くの旅館は再建を諦め、数軒は少し下った場所に移転して鹿沢温泉からの送湯で新鹿沢温泉を開きました。
湯元である紅葉館だけは、この地に残り大切な源泉を守り続けています。
道路から建物の裏手に回ると宿の入口があります。


平成25年に建て替えられた本館は木をふんだんに使った山小屋風の造りです。
玄関から入ると正面にフロント、秘湯を守る会の提灯が置いてあります。

フロントの隣はソファーの置かれたロビー、天井が高いので明るく開放感があります。

客室は本館に5室と旧館に5室あります。
それぞれの部屋には野草の名前が付けられていて、表札の脇にはその写真が添えられていました。

今回は本館2階の " くりん草 " に宿泊しました。

10畳ほどの広さの部屋は小さいテーブルと椅子があるだけのシンプルな造りです。
一段高くなった畳敷きのスペースには最初から布団が敷かれていました。

部屋の入口近くに洗面所とトイレ、その奥にはシャワールームがあります。

お風呂に洗い場が無いので、気になる人はここで洗ってから行くようになっています。

お風呂は1階のロビーから外に出て階段を下って行きます。


階段を下った所が宿泊者専用の入口

中に入って再び階段を下れば浴室の入口です。

" 雲井乃湯 " と名付けられた浴室は男女別の内湯のみです。

日本温泉協会の認定証が掲示されていました。
6つの評価項目で " オール5評価 " は大変貴重です。

簡素な脱衣所

かなり年季の入った浴室・・・
「湯と浴槽には手を加えるな」という先祖の教えを守り、建て替えの際も浴室には手を加えていないそうです。

8人ほどが入れる大きさの浴槽に源泉が滔々とかけ流されています。

この浴室のシンボルとも言える " 火を囲み踊る女神のレリーフ " は大戦中に疎開した彫刻家が制作したものです。

灰青緑色の濁り湯で金気臭の中にあぶら臭の混じったような複雑な匂いです。
非常に良く温まるお湯で体がいつまでもポカポカしていたのが印象的でした。

大変気に入ったのでチェックイン後、夕食後、朝と3回入りに行きました。

浴室に洗い場は無く、壁から注がれる温泉(左)と沢水(右)がシャワーの代わりです。
女風呂も同じ造りなので気になる方は部屋のシャワー室で体を洗って行った方が良いかと思います。

食事はフロントの隣にある食事処で頂きました。
京都の料亭で修業された5代目の御主人の作る料理は、派手さはありませんが丁寧な作りで美味しかったです。

ブロッコリーの胡麻和え

地ビールを頂きました。

ギンヒカリの南蛮漬け

ギンヒカリの御造り、鮮度も良くて美味しかったです。

ふろふき大根、柚子味噌が良いですね・・・

岩魚の塩焼き、ふっくらと焼かれていて頭から全部頂けます。

蓮根饅頭の餡かけ、出汁の風味が効いています。

ハコスチの幽庵焼き
ハコスチ?と思って聞いてみたら群馬の水産試験場が作ったニジマスの一種だそうです。

キャベツサラダ、嬬恋産のキャベツは甘味があって美味しかったです。

赤城牛のビーフカツはデミグラスソースで頂きました。

じゃこ御飯と味噌汁

デザートはリンゴとキウイフルーツ、最後まで美味しく頂きました。

朝食はシンプルな和食

小鉢は茄子の胡麻和え、温泉卵、ヒジキの煮物



岩魚の一夜干し

食後にはコーヒーを頂いて・・・
朝からお腹一杯になりました。

評価(5点満点)
部屋3、施設3、お湯5、内湯2、露天風呂なし、夕食4、朝食3
良く温まる大変良いお湯です。
オール5評価は伊達じゃないです。
難しいのは浴室の評価ですかね・・・
設備面だけを評価すれば間違いなく " 1 " ですが、独特の雰囲気、風情を加味しました。
湯量は豊富なので沢沿いに露天風呂でもあったら・・・なんて思ったり・・・(笑)
食事も美味しく満足しました。
スキー場にも近いので、また泊まりに行きたいと思います。
DATA
鹿沢温泉 紅葉館
住所:群馬県吾妻郡嬬恋村田代681
TEL:0279-98-0421
料金:1泊2食付 本館13500円〜、旧館11000円〜
日帰り入浴:10時〜16時、500円
泉質:マグネシウム・ナトリウム−炭酸水素塩温泉(低張性中性高温泉)
源泉温度:48.0℃、PH:6.7
HP:http://kazawa.jpn.org/index.html

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