花仙庵 仙仁温泉 岩の湯
2021年9月、長野県に温泉旅行に行った際に宿泊しました。
仙仁温泉は須坂市から菅平高原に至る国道402号の途中、周囲を緑豊かな森に囲まれた静かな環境にある一軒宿です。
温泉で一緒になった方から " 絶対に行った方が良いよ! " と勧められてからずっと気になっていた宿です。
このネット全盛の時代にホームページを持たないので、宿の詳しい情報は宿泊した方のブログ等からでしか知る事が出来ません。
宿泊予約も基本は電話対応のみです。
それでも客室稼働率は95%以上、リピート率も70%以上の国内屈指の人気宿です。
簡単には予約が取れませんが、今回直前に電話したところ偶然にも空室があり、迷わず予約しました(笑)。
駐車場から1つ目の門を通り、樹々の緑が綺麗なアプローチを進んで行きます。
2つ目の門を過ぎて・・・
敷地内を流れる仙人川を渡れば・・・
宿の入口です。
具体的な数字は聞いていませんが、敷地は相当広いと思われます。
フロント
フロントの反対側にはラウンジ
奥にはテラス席もあります。
ラウンジの外に出ると鯉の泳ぐ池があります。
この池の水は豊富な源泉を利用しているそうです。
源泉温度が高くないので鯉が茹で上がることは無く、元気に泳ぎ回っていました。
池を奥に進むと喫茶室、 " 茶房 櫓 " があります。
コロナ前は外来利用も出来ましたが、現在は宿泊者のみが利用出来ます。
チェックインの手続きを待つ間、こちらでウエルカムドリンクを頂きました。
ウエルカムドリンクは緑茶と甘酒をミックスしたもの・・・グラデーションが綺麗です。
自由に寛ぐことが出来るパブリックスペースは他にも沢山あります。
こちらは部屋の近くにあった第2ラウンジ・・・
緑を眺めながら寛げるテラス席もありました。
書庫
第2ラウンジの隣には2台のカプセルマシンが置かれたコーヒーコーナーがありました。
ここでコーヒーを淹れてラウンジやテラスで頂く・・・至福の時間でした。
建物内のデザイン、家具などの調度品は南国のリゾートホテルを彷彿とさせます。
山の中に居ながら異国の地に居るような、不思議な感覚に陥ります。
この言わば " 違和感 " も人気の要因なのかもしれませんね・・・
全部で18室ある部屋は、" 仙山亭 " 、 " 仙郷亭 " 、 " 仙壽亭 " の3つの建物に分かれています。
今回は " 仙郷亭 " の " 椿 " という部屋に宿泊しました。
部屋は12畳半の和室に・・・
ソファの置かれた広縁スペース
広縁には冷蔵庫、電子レンジ、湯沸かしポットの置かれたミニキッチンがあります。
右の扉の奥に洗面所とトイレがあります。
広縁の外にはベンチの置かれたテラスがあります。
お風呂は男女別の大浴場と名物の洞窟風呂、そして4箇所の貸切風呂があります。
夫々の浴室にはタオルが備え付けられているので、部屋からは手ぶらで行くことが出来ます。
まずは人気の貸切風呂に行ってみました。
貸切風呂のうち、 " 野守の湯 "、" 無想の湯 " 、" 風姿の湯 " は " 仙壽亭 " の4階にあります。
エレベーターが無いので階段を上って行きます。
貸切風呂の近くにある湯上がり処
一段上には景色を眺めながら涼めるテラスがありました。
予約の必要は無く、空いていれば何度でも無料で利用出来ます。
内側から鍵を閉めると扉の所に " 使用中 " のランプが灯るようになっていました。
まずは " 野守の湯 " 、屋根のある内湯と露天風呂があります。
こちらが内湯、屋根のある半露天風呂と言った方が良いでしょうか・・・
内湯にはジャグジー機能が付いています。
外には露天風呂・・・
眺望は良くはありませんが、露天エリアのスペースが広いので解放感はあります。
続いて " 無想の湯 " 、こちらもジャグジー機能の付いた内湯と・・・
露天風呂、こちらは壁に囲まれていて眺望は全く得られません。
一番気に入ったのが " 風姿の湯 "
やはりジャグジー機能のある内湯と・・・
外に露天風呂・・・
こちらの露天風呂からの眺めが一番良く、解放感もありました。
可動式のルーバー窓を開ければ、お湯に浸かりながら遠くの山々を眺められます。
夜は頭上の星空を眺めながら入浴出来ました。
枕の付いた寝湯もあります。
最後は " 仙郷亭 " にある " 家族風呂 " 、こちらは露天風呂が無く内湯のみです。
大浴場と名物の洞窟風呂は、人の居なくなった夕食後と深夜、翌朝に入りました。
男女別の大浴場は10人は入れる大きな内湯と露天風呂があります。
浴槽の中央にお湯の投入口が・・・
寝湯部分もあります。
露天風呂も付いていますが、ほぼ内湯ですね・・・
女風呂の露天風呂の方が圧倒的に解放感があるようです。
そして名物の洞窟風呂へ・・・
洞窟風呂の入口は男女の大浴場内にあります。
混浴なので男女とも大浴場に置いてある湯浴み着を着て入ります。
洞窟風呂の様子・・・
深さは股下から深い所では胸まであります。
岩の割れ目から湧き出る源泉が滝となって流れ落ちています。
他にもいたる所から源泉が湧き出ていました。凄い湯量ですね・・・
内部は2方向に分かれていて、深い方の奥行きは30m以上あります。
奥に進んで行って・・・
ここで行き止まり・・・と思ったら、まだまだ上がありました。
更に奥へと繋がっていましたが、人が入ることが出来る一番奥から撮ったのがこちら・・・
源泉が川となって流れ落ちていきます。
洞窟探検のアトラクションの様で楽しめました(笑)。
お湯は源泉の温度が低いので加温されていますが、全ての浴槽が源泉かけ流しです。
無色透明でさらりとした浴感、手に取って嗅ぐと微かに玉子臭を感じます。
なかなか良いお湯ですね・・・
温度は貸切風呂の内湯は適温、露天風呂は温め、大浴場は適温に温度調節がされていました。
ほぼ源泉そのものの洞窟風呂は温めでした。
食事は夕食、朝食とも1階にある食事処で頂きました。
料理は食材の風味を生かした優しい味付けが多く、見た目も綺麗で美味しく頂きましたが・・・
席に着いたのが18時過ぎ、食べ終えたのが何と20時50分!!
夕食に約3時間は流石に掛かり過ぎですね・・・忘れられたのではと何度思ったことか・・・(苦笑)
御品書きも無いので覚えている範囲内で・・・
前菜
蓴菜と山芋の酢の物
信州サーモンの寿司、トウモロコシの松風、牛肉と牛蒡の煮凝り、枝豆の白和え
キノコの菊花和え、好きな味です。
生ビールを頂きました。
玄米のスープ、優しい味ですね・・・
御造りは岩魚と鯉の洗い、岩魚は刺身と湯引きしたものがありました。
残った骨は後で骨煎餅にして出されました。
香ばしくて酒の良いつまみになりました。
岩魚の塩焼き、盛り付けが凄い(笑)。
ふっくら柔らかく焼かれていました。
茄子の煮浸し
舞茸の土瓶蒸し
宿泊料金を考えれば今の時期は松茸かな・・・なんて思ったり・・・でも良い出汁が出ていて美味しく頂きました。
メインの信州牛の松葉焼き、熱せられた石で更に熱を通すことも出来ます。
柔らかく美味しいお肉でした。
南瓜の煮物
御飯と味噌汁、香の物
デザートまで美味しく頂きました。
朝食は同じ食事処のサンルームで頂きました。
小松菜のスムージー
サラダ
木箱に入った総菜の数々
御飯と味噌汁、焼魚、玉子焼き、右上は蕎麦の実を炊いた御粥です。
最後まで美味しく頂きました。
お気に入り度(5点満点)
施設5、部屋4、お湯4、内湯4、露天風呂4、夕食4、朝食3
玉子臭も感じられる、なかなか良いお湯です。
加温はされていますが、源泉かけ流しのお風呂は気持ちが良いですね・・・
特に洞窟風呂の湯量には圧倒されました。
温度が低いので冬の時期は加温湯を増やすのでしょうか?
料理は美味しかったですが、夕食時の待ち時間があまりにも長かったのは残念・・・
施設は素晴らしく、パブリックスペースも充実していて寛げました。
一泊だけでは全てを味わい切れないですね・・・
連泊、リピートする方が多いのも納得です。
DATA
花仙庵 仙仁温泉 岩の湯
住所: 長野県 須坂市仁礼3159
TEL:026-245-2453
料金:1泊2食付26000円〜、日帰り入浴:不可
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
源泉温度:34.4℃、PH:8.0
HP:なし
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2021年9月、長野県に温泉旅行に行った際に宿泊しました。
仙仁温泉は須坂市から菅平高原に至る国道402号の途中、周囲を緑豊かな森に囲まれた静かな環境にある一軒宿です。
温泉で一緒になった方から " 絶対に行った方が良いよ! " と勧められてからずっと気になっていた宿です。
このネット全盛の時代にホームページを持たないので、宿の詳しい情報は宿泊した方のブログ等からでしか知る事が出来ません。
宿泊予約も基本は電話対応のみです。
それでも客室稼働率は95%以上、リピート率も70%以上の国内屈指の人気宿です。
簡単には予約が取れませんが、今回直前に電話したところ偶然にも空室があり、迷わず予約しました(笑)。
駐車場から1つ目の門を通り、樹々の緑が綺麗なアプローチを進んで行きます。
2つ目の門を過ぎて・・・
敷地内を流れる仙人川を渡れば・・・
宿の入口です。
具体的な数字は聞いていませんが、敷地は相当広いと思われます。
フロント
フロントの反対側にはラウンジ
奥にはテラス席もあります。
ラウンジの外に出ると鯉の泳ぐ池があります。
この池の水は豊富な源泉を利用しているそうです。
源泉温度が高くないので鯉が茹で上がることは無く、元気に泳ぎ回っていました。
池を奥に進むと喫茶室、 " 茶房 櫓 " があります。
コロナ前は外来利用も出来ましたが、現在は宿泊者のみが利用出来ます。
チェックインの手続きを待つ間、こちらでウエルカムドリンクを頂きました。
ウエルカムドリンクは緑茶と甘酒をミックスしたもの・・・グラデーションが綺麗です。
自由に寛ぐことが出来るパブリックスペースは他にも沢山あります。
こちらは部屋の近くにあった第2ラウンジ・・・
緑を眺めながら寛げるテラス席もありました。
書庫
第2ラウンジの隣には2台のカプセルマシンが置かれたコーヒーコーナーがありました。
ここでコーヒーを淹れてラウンジやテラスで頂く・・・至福の時間でした。
建物内のデザイン、家具などの調度品は南国のリゾートホテルを彷彿とさせます。
山の中に居ながら異国の地に居るような、不思議な感覚に陥ります。
この言わば " 違和感 " も人気の要因なのかもしれませんね・・・
全部で18室ある部屋は、" 仙山亭 " 、 " 仙郷亭 " 、 " 仙壽亭 " の3つの建物に分かれています。
今回は " 仙郷亭 " の " 椿 " という部屋に宿泊しました。
部屋は12畳半の和室に・・・
ソファの置かれた広縁スペース
広縁には冷蔵庫、電子レンジ、湯沸かしポットの置かれたミニキッチンがあります。
右の扉の奥に洗面所とトイレがあります。
広縁の外にはベンチの置かれたテラスがあります。
お風呂は男女別の大浴場と名物の洞窟風呂、そして4箇所の貸切風呂があります。
夫々の浴室にはタオルが備え付けられているので、部屋からは手ぶらで行くことが出来ます。
まずは人気の貸切風呂に行ってみました。
貸切風呂のうち、 " 野守の湯 "、" 無想の湯 " 、" 風姿の湯 " は " 仙壽亭 " の4階にあります。
エレベーターが無いので階段を上って行きます。
貸切風呂の近くにある湯上がり処
一段上には景色を眺めながら涼めるテラスがありました。
予約の必要は無く、空いていれば何度でも無料で利用出来ます。
内側から鍵を閉めると扉の所に " 使用中 " のランプが灯るようになっていました。
まずは " 野守の湯 " 、屋根のある内湯と露天風呂があります。
こちらが内湯、屋根のある半露天風呂と言った方が良いでしょうか・・・
内湯にはジャグジー機能が付いています。
外には露天風呂・・・
眺望は良くはありませんが、露天エリアのスペースが広いので解放感はあります。
続いて " 無想の湯 " 、こちらもジャグジー機能の付いた内湯と・・・
露天風呂、こちらは壁に囲まれていて眺望は全く得られません。
一番気に入ったのが " 風姿の湯 "
やはりジャグジー機能のある内湯と・・・
外に露天風呂・・・
こちらの露天風呂からの眺めが一番良く、解放感もありました。
可動式のルーバー窓を開ければ、お湯に浸かりながら遠くの山々を眺められます。
夜は頭上の星空を眺めながら入浴出来ました。
枕の付いた寝湯もあります。
最後は " 仙郷亭 " にある " 家族風呂 " 、こちらは露天風呂が無く内湯のみです。
大浴場と名物の洞窟風呂は、人の居なくなった夕食後と深夜、翌朝に入りました。
男女別の大浴場は10人は入れる大きな内湯と露天風呂があります。
浴槽の中央にお湯の投入口が・・・
寝湯部分もあります。
露天風呂も付いていますが、ほぼ内湯ですね・・・
女風呂の露天風呂の方が圧倒的に解放感があるようです。
そして名物の洞窟風呂へ・・・
洞窟風呂の入口は男女の大浴場内にあります。
混浴なので男女とも大浴場に置いてある湯浴み着を着て入ります。
洞窟風呂の様子・・・
深さは股下から深い所では胸まであります。
岩の割れ目から湧き出る源泉が滝となって流れ落ちています。
他にもいたる所から源泉が湧き出ていました。凄い湯量ですね・・・
内部は2方向に分かれていて、深い方の奥行きは30m以上あります。
奥に進んで行って・・・
ここで行き止まり・・・と思ったら、まだまだ上がありました。
更に奥へと繋がっていましたが、人が入ることが出来る一番奥から撮ったのがこちら・・・
源泉が川となって流れ落ちていきます。
洞窟探検のアトラクションの様で楽しめました(笑)。
お湯は源泉の温度が低いので加温されていますが、全ての浴槽が源泉かけ流しです。
無色透明でさらりとした浴感、手に取って嗅ぐと微かに玉子臭を感じます。
なかなか良いお湯ですね・・・
温度は貸切風呂の内湯は適温、露天風呂は温め、大浴場は適温に温度調節がされていました。
ほぼ源泉そのものの洞窟風呂は温めでした。
食事は夕食、朝食とも1階にある食事処で頂きました。
料理は食材の風味を生かした優しい味付けが多く、見た目も綺麗で美味しく頂きましたが・・・
席に着いたのが18時過ぎ、食べ終えたのが何と20時50分!!
夕食に約3時間は流石に掛かり過ぎですね・・・忘れられたのではと何度思ったことか・・・(苦笑)
御品書きも無いので覚えている範囲内で・・・
前菜
蓴菜と山芋の酢の物
信州サーモンの寿司、トウモロコシの松風、牛肉と牛蒡の煮凝り、枝豆の白和え
キノコの菊花和え、好きな味です。
生ビールを頂きました。
玄米のスープ、優しい味ですね・・・
御造りは岩魚と鯉の洗い、岩魚は刺身と湯引きしたものがありました。
残った骨は後で骨煎餅にして出されました。
香ばしくて酒の良いつまみになりました。
岩魚の塩焼き、盛り付けが凄い(笑)。
ふっくら柔らかく焼かれていました。
茄子の煮浸し
舞茸の土瓶蒸し
宿泊料金を考えれば今の時期は松茸かな・・・なんて思ったり・・・でも良い出汁が出ていて美味しく頂きました。
メインの信州牛の松葉焼き、熱せられた石で更に熱を通すことも出来ます。
柔らかく美味しいお肉でした。
南瓜の煮物
御飯と味噌汁、香の物
デザートまで美味しく頂きました。
朝食は同じ食事処のサンルームで頂きました。
小松菜のスムージー
サラダ
木箱に入った総菜の数々
御飯と味噌汁、焼魚、玉子焼き、右上は蕎麦の実を炊いた御粥です。
最後まで美味しく頂きました。
お気に入り度(5点満点)
施設5、部屋4、お湯4、内湯4、露天風呂4、夕食4、朝食3
玉子臭も感じられる、なかなか良いお湯です。
加温はされていますが、源泉かけ流しのお風呂は気持ちが良いですね・・・
特に洞窟風呂の湯量には圧倒されました。
温度が低いので冬の時期は加温湯を増やすのでしょうか?
料理は美味しかったですが、夕食時の待ち時間があまりにも長かったのは残念・・・
施設は素晴らしく、パブリックスペースも充実していて寛げました。
一泊だけでは全てを味わい切れないですね・・・
連泊、リピートする方が多いのも納得です。
DATA
花仙庵 仙仁温泉 岩の湯
住所: 長野県 須坂市仁礼3159
TEL:026-245-2453
料金:1泊2食付26000円〜、日帰り入浴:不可
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
源泉温度:34.4℃、PH:8.0
HP:なし
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