岳温泉 旅籠 ふじ乃
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6月11日に両親を連れて1泊2日の温泉旅行に行った際に宿泊しました。

岳温泉は日本百名山、安達太良山の山麓にある温泉地です。
温泉の歴史は古く平安時代の記録に、この温泉地のことが記載されているそうです。
当時の温泉は現在のくろがね小屋の辺りにありました。
江戸時代になると二本松藩によって温泉街が整備され賑わいをみせていましたが、1842年に土石流によって壊滅してしまいました。
1年後に6km下に温泉街が再建され、現在の様に木製の管で温泉を送湯する方式が取られました。
しかし、この温泉街も戊辰戦争で焼かれ、その後に再建された温泉街も失火で焼失しまいました。
明治39年に地元の有志が岳温泉株式合資会社を設立し、現在の岳温泉の原型を作りましたが、大正12年に経営不振で倒産してしまいました。
現在の岳温泉は実業家の木村泰治が一度は倒産した岳温泉を買い取り、再建したものです。

道路からみた宿の全景
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屋根のあるアプローチを進み・・・
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アーチ状の木橋を渡れば玄関です。
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玄関から入ると右側にフロント、左側と右奥にラウンジスペースがあります。
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左側のラウンジでウエルカムドリンクを頂きながらチェックインの手続きをしました。
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右側のラウンジは手前につくばい、奥に坪庭があります。
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ラウンジの奥には飲み物が頂ける(別料金)バーカウンターがあります。
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フロントやラウンジ、部屋等に飾られていた盆栽が凄く綺麗で素敵でした。
スタッフさんに聞いてみたところ、地元の盆栽屋さんに依頼してレンタルしているそうです。
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部屋数は全部で18室、僕等夫婦が宿泊したのは3階の308号室でした。
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部屋に入ると廊下があって左側が居間、右側が寝室になっています。
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居間は4畳半の和室に広縁スペース。
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寝室は10畳の和室にツインベッドが置かれていました。
ベッドは程良い硬さで、寝心地もまずまずでした。
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僕等夫婦と両親が宿泊した部屋には、どちらにも源泉かけ流しのお風呂が付いています。
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部屋風呂は後で入るとして、まずは大浴場へ・・・
エレベーターで1階に下りて、廊下を真っすぐ進むと大浴場の入口です。
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浴室は男女別に1つずつ、それぞれ内湯と露天風呂があります。
チェックインから翌朝9時まで入浴可能ですが、男女の入れ替えはありません。
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脱衣所
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内湯の様子・・・
左側の扉から露天風呂に出られます。
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L字型の浴槽で10人以上が楽に入れる大きさです。
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湯量はちょろちょろ・・・浴槽の大きさと比べると投入量は多くありません。
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露天風呂は屋根のある半露天風呂です。
こちらの浴槽は7〜8人が入れる大きさです。
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周囲の殆どを塀で囲まれ、屋根もあるので薄暗く、解放感は正直得られません。
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こちらも湯量はちょろちょろ・・・
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お湯は内湯、露天風呂ともに源泉かけ流しです。
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少し青みがかった微白濁のお湯で、浴槽内で動くと細かな白い湯の華が舞います。
口に含むと酸味を感じ、手に取って嗅ぐと微かな硫黄の香りがします。
岳温泉のお湯は8km離れたくろがね小屋の裏手から引き湯しています。
送湯管の中で源泉が適度に揉まれ、酸性泉にも関わらず滑らかな浴感が得られる・・・と言うのが特徴なんですが・・・
お湯の投入量が浴槽の大きさと比して明らかに少ないのが残念・・・
湯温は少し温めだったので、もう少し投入量を増やしても良いのでは・・・と思いました。

続いて部屋風呂、僕等夫婦が宿泊した部屋には小さな内湯が付いています。
こちらも源泉かけ流しです。
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1人入れば一杯になる小さな浴槽で、窓もありませんが不思議と落ち着きました。
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こちらのお湯は鮮度抜群で良かったです。
ざあざあと溢れさせて入るのは至福のひと時でした。
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両親を招待した2階の206号室は僕等の部屋よりも一回り以上大きな浴室、窓もあり坪庭を眺めながら入浴出来ます。
部屋風呂が快適過ぎたので両親は大浴場には行かなかったそうです(笑)。
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夕食は2階の食事処のグループ毎に分かれた個室で頂きました。
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料理は見た目も綺麗で美味しかったですが、少しボリュームがあり過ぎて・・・
これは個人の好みだと思いますが、1〜2品ほど少なくても良いので素材の質を上げたプランがあっても良いのではと思いました。

先付は、養老豆腐に雲丹、イクラ、ジュンサイ、山葵を乗せたもの。
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篭に入った前菜・・・
手前から左回りにアスパラの胡麻油焼き、ゴマ河豚焼白子のおろしポン酢和え、小茄子の煮浸し、帆立と水菜の和え物。
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酢の物は、蛸とミル貝、蓮根、胡瓜、ヤングコーン、掛かっているのは梅肉ソースです。
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焼物は若鮎の塩焼き、蟹真丈、鴨肉の黄身芥子酢味噌掛け。
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御造りは、鮮度もまずまず・・・
御品書きに記載が無いので正確には不明ですが、蛤?、鱸?、鰤?、海老、鮪かな・・・
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台物は福島牛のステーキ、テーブル上に置かれた陶板で自分で焼いて頂きました。
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強肴は、ズワイ蟹、焼き帆立
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まだまだ続きます。
温物は、姫筍、鰊、牛蒡、絹さや。
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揚物は手前からトウモロコシ、目光、イタヤ貝の磯部揚げ。
揚げ立てを美味しく頂きました。
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御飯はテーブル上に置かれた御釜で一人ずつ炊き上げるスタイルでした。
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デザートはマンゴーと杏仁豆腐。
最後まで美味しく頂きました。
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朝食も同じ食事処で頂きました。
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2つに分かれた重箱に6種類の小鉢、朝食も品数は多めです。
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焼鮭
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生野菜のサラダ
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温泉卵と明太子
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がんもどきの煮物
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人参の金平
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風船に入った豆腐。
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茶碗蒸し
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陶板で焼き上げるウインナー、ベーコン、ブロッコリー
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御飯、納豆、味噌汁
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果物
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朝からお腹一杯になりました。

評価(5点満点)
部屋4、施設3、お湯3、内湯3、露天風呂2、夕食3、朝食3
源泉かけ流し、泉質的にも好みで良いお湯なんですが、もう少しお湯の投入量を増やせたら良いのに・・・と思いました。
部屋のお風呂のお湯は鮮度抜群で良かったです。
露天風呂は薄暗く解放感も全く無いので、少し辛めの評価に・・・
料理は美味しく、ボリューム満点で良かったです。
ただ宿泊した部屋の料金からすると1〜2品少なくても良いので、もう少し素材に力を入れても良いかな・・・とも思いました。
この辺は個人の好みの問題ですね・・・
招待した両親は凄く満足して喜んでくれました。

DATA
岳温泉 旅籠 ふじ乃
住所:福島県二本松市岳温泉1-106
TEL:0243-24-2225
料金:1泊2食付17600円〜
泉質:単純酸性温泉(低張性酸性高温泉)
源泉温度:56.7℃、PH:2.5
HP:https://fujino-dake.com/




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